セドリック・ブライダルのある生活

    オーテックジャパンが製作した、限定車「日産セドリック・ブライダル(QJY31改)」を、日常生活で自家用に使うオーナーのページです。ブログと云うより、ホームページです。

    PREV | PAGE-SELECT | NEXT

    ≫ EDIT

    継続車検の準備(QJY31改セドリック・ブライダルセダン)

    QJY31改・オーテックセドリックブライダル_車検整備04
    QJY31改 オーテック・セドリック・ブライダル・セダンの車検前整備

    オーテック・ジャパンの特装車、セドリック・ブライダル・セダン(LPG車)の車検整備について書いておきます。


    注:ここではブレーキ整備に関しての手順には触れませんのでご了承ください。
     自動車のブレーキ整備は、自動車整備士免許を持った、プロにお任せするのが本来だからです。
     ブレーキの故障は、流行ことばの「自己責任」では済まされません。場合によっては相手を巻き込みますし、人命に関わる大事な部分ですから、安易にWebの情報を元に気軽に行えるものでは無いと考えております。
     筆者は、車検整備レベルのブレーキ整備は自分で行いますが、8年間プロの指導の下に整備の基本から叩き込まれ、22年間自動車レース車両のレースメカニックを経験し、構造やリスクも含めた整備を十分理解し、実際の整備を長年経験した上で行っておりますので、その点をご了承くださいませ。



    QJY31改・オーテックセドリックブライダル_車検整備02
     さて、オーテックジャパン・セドリック・ブライダルセダンは、形式名が「QJY31改」となっており、日産純正の車両ながら、いわゆる「まる改」車両で、 しかも燃料がLPGですので、少し変わったとこがございます。

     「まる改」に関しては、車検では特別なことはありません。車検証の形式名に「改」が着くぐらいです。
    ※ちなみに、Webなどで入れる格安任意保険会社は、「まる改」が対象外であることが明記されている場合が多いですので、格安保険では乗れないとお考えください。

     「LPG」に関しては、車検時に少しだけ特別なことがあります。
    こちらのページの【車検書類】の欄をご覧ください。

    あとは、普通のガソリン自動車と同じです。


    QJY31改・オーテックセドリックブライダル_車検整備03
    初年度登録が平成11年(1999年)で、わたしが中古のセドリック・ブライダルのオーナーになってから、2014年10月で4回目の車検を迎えることになりました。

     セドリック営業車と云う車種は、本当に経済的によく出来たクルマで、車検整備上、交換しなければならない部品は油脂類以外は、ほとんどありませんでした。

    今回は、サイドブレーキの引きしろが少し大きくなって来たので、ブレーキ調整を兼ねてリアホイールシリンダーを点検したところ、左側に少しオイルのにじみがありましたので、交換しました。
    通常、車検時には「カップキット」と呼ばれるゴム部品を交換するのみですが、今回はリアホイールシリンダーごと左右新品に交換しました。
    シューの減りや、ブレーキホースの劣化は、まだ大丈夫でしたので、そのままで行きました。

    QJY31改・オーテックセドリックブライダル_車検整備01
    組み立ててから、ブレーキ調整を行うので、調整ギアの部分を確認しておきました。
    調整自体は、ドラムを装着した状態で、裏側のゴム栓を外してマイナスドライバーのような工具で調整するのですが、毎回どちらに回したらいいか迷うこともあるので、あらかじめ見ておくと作業がしやすいと思いました。



    QJY31改・オーテックセドリックブライダル_車検整備06
    今回、町内の自動車屋さんにお願いしたところ、Seiken製のホイールシリンダーが届きました。
    Seikenは、レース車両でも使っていたので、わたしの中では信頼出来るブランドです。
    「セドリック・グロリア」 62.6~(昭和62年のこと) と書いてるのを見て、Y31セドリックの歴史を感じました。



    QJY31改・オーテックセドリックブライダル_車検整備05
    この作業のときに、ブレーキオイルも交換しました。ペットボトル約2本分ですから、ほぼ1リッター交換しました。
    昔はDOT3が標準でしたが、最近は、DOT4が主流になっているようです。
    DOT4、5と、沸点が高いので高性能と云われていますが、反面劣化しやすいとも云われていますので、ちゃんと定期的な交換メンテナンスが必要と思います。

    あとは、下回りの洗浄と、その後の各部の点検を12ヶ月点検記録簿片手に入念に行いました。

    冬場、雪道を走るので、マフラーのサイレンサー付け根がだいぶ錆びていました。
    但し、まだ穴が開いたりはしていなかったので、錆び止め塗装で今回は済ませました。

    以前、わりと元気のいいFF車(シティ・ターボ2)に乗っていた時は、ほぼ車検毎にドライブシャフトブーツの交換が必要でしたが、さすがはFR車、ブーツ類に破損はありませんでした。
    ジャッキアップついでに、ホイールハブのガタを確認しておきます。
    しかし、さすがは、通称「デカハブ」と呼ばれている、外径73mmもある、QJY31セドリックのハブ。ガタは全くありませんでした。

    その他、エンジンオイルは、車検で見られるわけではありませんが、交換しておきました。
    意外とちゃんと見られるのが、ウォシャー液のリザーブタンクの量です。これは補充して行きます。
    灯火類は、点検しましたが、突然切れるものなので、車検当日は、予備の電球一式を持っていくのが良いと思います。

    さて、これで台風のさなかに、月曜日に兵庫陸運部で車検です。
    (2014年10月)



    さて、あれから半年後の2015年3月1日時点での状態を追記します。

    2014年10月の車検は無事に通りました。
    その後、半年間、走行距離にして約1,000キロほど乗っていますが、至って平穏無事に何事も無く走り続けています。

    さて、車検は無事に通りましたが、車検前の調整で意外なことが判明しました。

    セドリック営業車の弱点!?「トーイン調整」

    いつもの陸運支局近くのテスター屋さんで、「光軸調整」と「サイドスリップ調整」をおこなったのですが、サイドスリップ調整、つまりトーインの調整にじつに手間取りました。

    ことの発端は前回の車検時、2012年のサイドスリップ調整の後、ハンドルセンターが約4度ほど左に傾いたままになってしまっていました。
    それを今回、調整ついでに直してもらうことにしたのですが、何度やってもどちらかに傾いてしまい、中々ハンドルがまっすぐの位置に納まらなかったのです。

    テスターの上にまっすぐに載せて調整しても、実際に走り出すとどちらかに傾いた状態になり、再度調整すると云う繰り返しをなんと!4回も行う必要がありました。
    じつは4回目も完全に真ん中ではなかったのですが、既に40分ほど掛かっていたので、妥協してこれで良しとしました。

    これは、調整がヘタなのではなくて(車検のテスター屋さんの設備と仕事としては普通レベルと云う意味で、レーシングカー屋さんだとアライメント調整をするので、もっとしっかり取れますが、料金もこんなものでは済みません。)、セドリック営業車特有の難しさがあることが判りました。

    以前、友人のタイヤ屋さん(元レーシングメカニックの店長)に2柱リフトで上げて、マフラーの排気漏れを診てもらった時に云われたのが、
    「このクルマのブッシュはやわらか過ぎる。」
    でした。
    手で揺らすと、びっくりするほどマフラー全体がグラグラ揺れたのです。
    別にどこか壊れているわけではなく、マフラーを吊り下げるゴムのブッシュがとても柔らかかったのです。
    曰く、「恐らく、居住性のことや耐久性のことを考えて、これで振動を逃がしてるんだろう。」と云うことでした。

    なるほど、昭和で云う「クッションがいい車」の秘密はここにあったか!と云う感じでした。
    これはエンジンを吊り下げている(じつは自動車のエンジンもゴム部品で釣り下がって固定されているのです。)ブッシュもとてもやわらかいものでした。

    そして、今回、足回りですが、ここにもゴムブッシュと云う部品は使われています。
    きっちりミリ単位や分単位の角度を求める調整の際に、このゴムと言う材質が厄介で、しばらく走らせてようやく「本当の真ん中はここでしたぁ~!」となるわけです。
    これは、いわゆる「遊び」があるわけでは無いので、何度も時間を掛けて調整すれば、矢のような直進性とハンドルの中心位置は出すことができます。
    ただ、車検用のサイドスリップ調整の費用でここまでやってもらうのは酷なので、妥協したと云うわけです。

    さて、次回の車検はどうしようかと云うところ。
    今までどおり、テスター屋さんでサイドスリップ調整をやってもらうか、それともトーインだけはきっちり別のところでやってもらうか(お金は掛かると思う)。

    人を運ぶ目的の営業車ゆえの意外な弱点が見つかったのでした。

    | ブライダルセダンのある生活 継続車検の準備 | 00:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

    COMMENT















    非公開コメント

    TRACKBACK URL

    http://qjy31kai.blog33.fc2.com/tb.php/17-3508c619

    TRACKBACK

    PREV | PAGE-SELECT | NEXT