セドリック・ブライダルのある生活

    オーテックジャパンが製作した、限定車「日産セドリック・ブライダル(QJY31改)」を、日常生活で自家用に使うオーナーのページです。ブログと云うより、ホームページです。

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    LPG車のメリット~こんなにお財布にやさしいセダンって~

    LPG車なのだ!】
    LPG車のメリット~こんなにお財布にやさしいセダンって~

    日産・セドリックブライダル・LPG車LPG車は、ガソリン車と比べ、環境に優しい車ですが、それは環境への優位性だけではありません。

    特にセドリックLPG車の場合、営業車特有の経済性に優れた設計ゆえに、お財布にもやさしいのです。


    LPG車のみで見た場合、具体的には、

    燃料代が安い。

    曖昧さが指摘されながらも存在し続ける税金、「揮発油税」の対象になっていない(揮発油ではない為)、1リッターあたりの燃料代は、ハイオクガソリンのほぼ半額です(地域により前後10円ぐらいの差があるようです)。
    大阪府下、2014年7月時点で、約89円/リッターぐらいです。
    注)LPオートガスは、夏と冬で値段が違います。また、夏と冬で成分が違うことが要因と思われますが、燃費も違います。
    夏の方が、リッターあたりの燃料代が安く、燃費も良くなります。


    ほぼ半額だけど燃費は?
    いくらリッターあたりの燃料代が半額だからといって、燃費が悪ければ元も子も無いですね。
    一般的には、Y31型セドリック営業車の4気筒モデルの場合は、リッター8km前後と言われています(大阪市内を走るタクシー運転手さんにタクシーに乗るたびに聴いて周った平均です)。
    但し、タクシーですから、良くも悪くも四六時中エンジンを掛けっぱなし、停まっていてもアイドリングしっぱなしと云うことを考えると2,000ccのセダンにしては悪く無い気がします。
    6気筒モデルの場合でも、リッター6km前後と伺いました。トヨタのクラウン/コンフォートシリーズでも大体同じぐらいと聴いています。
    燃料計

    わたしのセドリックブライダルの場合は、2009年頃のマイナーチェンジで消滅した、3速+OD付マニュアル車で、走るところは田舎道中心ですので、リッター10km前後走ります。
    田舎の国道を60km/hぐらいでクルージングするとリッター12kmぐらい走り、市街地を走ると8kmぐらいまで落ちます。

    これだけ書くと、「普通?」って思うかも知れませんが、

    ガソリンの燃料代に換算すると、LPは約半額ですから、同じ燃料代で走行距離はガソリンの倍走るわけで、リッター20km前後走る2,000ccの6人乗りのセドリックと考えると、お財布にやさしいセダンであることがお判りいただけると思います。

    日産・セドリックブライダル・LPG車のエンジン(NA20P型)
    オイル交換周期が長い。
    意外と知られていないのが、LPG車のオイル交換周期の長さです。
    LPガスは、ガソリンのようにカーボンスラッジが発生しにくいそうで、ガソリン車と違ってエンジンの中が黒くすすけることがなく、いつまでも金属の色を保っています(シリンダーヘッドカバーのオイルフィラーキャップを開けると、その色を確認できます。)。
    ゆえに、オイルも黒く汚れることが無く、オイルそのものの性能劣化の周期で交換すれば十分ですので、交換サイクルは一般的には1万キロ毎と言われています。わたしも1万キロ毎に自分で交換していますが、日産純正のSGかSHグレードを入れていますが、抜いたオイルはいつも透明度を保っています。
    以前、BPオイルの最高級グレード「NUTEC」を入れたときには、お店の勧めもあって3万キロ走らせました。
    2011年8月現在で、実走24万キロを超えましたが、オイルが減ることも無く、エンジンは快調に動いています。

    ガソリン車の一般的な交換周期である「3,000km~5,000km」と比較すると倍以上ですから、倍としても、オイル交換代は約半分で済むわけです。

    その他の消耗品は?
    その他の消耗品、スパークプラグ、バッテリー、オイルフィルター、エアクリーナーフィルターなどがありますが、バッテリー以外の消耗周期は、ガソリン車と変わりません。
    スパークプラグは、わたしの場合7万キロ走っていますがまだ換えていません。特に特殊プラグではないので、白金プラグなどの寿命が長いと云われているものだと、長く使えると思います。恐らくガソリン車と同じです。

    バッテリーに関しては、LPG車のデメリットがあります。
    特に冬場のエンジン始動時のクランキングが長くなる(ガソリン車と比較して始動性が悪い)ので、営業車セドリックには、最初から55D26R(寒冷地は80D26R)と云う大型のバッテリーが搭載されており、バッテリーの消耗はガソリン車よりも早いと言われています。
    ただ、筆者のセドリックブライダルは8年で7.5万キロ走っていますが、最初の2万キロ走行時に新品に交換し、2回目は以来、5年後、5万キロを過ぎたところで交換しました。
    現在は、友人のボルボ850GLエステートに着いていた、頂きもののBOSCH製PSIN-6Cと云うサイズのバッテリーを装着しています。
    (純正サイズ、規格ではないので、当Webサイトをご覧の皆様には決してお勧めしません!)

    LPG車はバッテリーの消耗が早い」と言うのは、タクシー特有の使用状況(アイドリング、夜間走行が長い、行灯などの電気装備が多い。)から生まれた都市伝説かもしれません。

    LPガス燃料タンク(容量96L)
    【デメリット?】LPGタンクの検査がある
    一つだけ、ガソリン車には無くて、LPG車にのみ必要な費用支出があります。

    それは、LPGタンクの検査です。
    周期は6年に1回です。
    自動車の車検周期とは関係無く、タンクそのものに検査周期があります。

    費用は、わたしの車は、買ってからまだ一度もタンク検査の時期に来ていないので、不明ですが一説には4万円前後と聴いています。(2012.10.10 追記)下記に、タンク検査費用を追記しましたので参考にしてくださいませ。
    平成11年式モデルのセドリック・ブライダルですが、車両を中古で買った「アケボノ・コーポレーション」さんが、使用目的が営業ではなく個人所有と言う事に配慮してくださり、検査を受けたばかりのLPGタンクを取り付けてくださったのでした。

    ガソリン車に無い検査に6万円前後とは、十分にデメリットに思えますが、タイトルに「?」を付けたのには理由があります。

    この検査があったとしても、普通に使って居れば6年間に消費する燃料代で相殺出来るのです。

    【例】1年間の燃料代比較
    1年間に、10,000km走る場合の燃料代を比較しています。
    1リッターあたり、8km走ったとして計算します。(わたしの車は、平均10km走りますが敢えて8kmで計算します。)

    10,000km ÷ 8km/Litter = 1,250Little (1年間の燃料消費量(リットル))

    1,250Little × 168yen/Littele = 210,000yen (ハイオクガソリン1年間の燃料代・・・168円/Lで計算)

    1,250Little × 89yen/Littele = 111,250yen (LPGオートガス1年間の燃料代・・・89円/Lで計算)

    この比較ですと1年間に9万円以上、燃料代に差がありました。
    これを元に、LPGタンク検査代は6年に1回掛かりますから、

    210,000yen × 6year = 1,260,000yen (レギュラーガソリン6年間の燃料代・・・168円/Lで計算)

    111,250yen × 6year = 667,500yen (LPGオートガス6年間の燃料代・・・89円/Lで計算)

    はい。約60万円弱の差になりました。タンクの検査は、この差額の一割ですから、「?」を付けたデメリットとしました。

    <2012.10.10 追記>
    2012年6月に、LPガスタンクの定期検査(6年に一度)を実施しましたので、費用を書いておきます。
    検査に掛かる期間は、目安として一週間以内です。タンクを外して検査合格したものに積み替える場合と、既存のタンクを検査に通す場合があるようです。わたしのセドリックは、今回後者でした。
    LPガスタンク定期検査費用:62,000円
    ※クルマ、タンクの状態などにより、交換部品を生じた場合などは、これ以上掛かりますので、あくまでも目安としてお考えくださいませ。

    尚、この検査を受けられる自動車整備工場は限られているようです。
    わたしの場合は、以前、自動車イベントで知り合った整備工場の方にお願いしました。
    東播自動車整備株式会社さん
    (クリックすると別画面で開きます。)

    上記、6年に一回のタンク検査費用を差し引いて、まだ50万円以上の差があることが判ります。

    さらに、営業車ゆえに
    日産・セドリック・ブライダル・セダンの場合、営業車ゆえにお財布にやさしい部分がプラスされます。
    これは、意外と個人向け普通乗用車の盲点かもしれません。

    タイヤ消費が遅い(但しリスクもあり)
    タクシーには「タクシー専用タイヤ」があるのをご存知でしょうか?
    年間10万キロと云われるタクシーの走行距離ですと、タイヤの消耗は大きな経費です。
    そこで、極力消耗を抑え、燃費にも貢献するタクシータイヤと云うのが存在するのです。
    グッドイヤー・タクシーマイラー

    MILER(マイラー)と呼ばれる、タテミゾがギザギザに掘ってあるだけのタイヤで、トラックなどにも見られます。
    タクシー用の場合、乗り心地を考えてハイト(扁平率)も、82%と高く、これも路面からの衝撃を抑えるダンパーの役割を果たしています。

    消耗は遅く、わたしのセドリック・ブライダルの場合、納車時に「Goodyear Taxi-Miler(6,40-14)」を、新品で付けてくださったのですが、7万キロ走行して、まだ大体6分山残っています。
    冬場も雪道は走らないので、全走行距離をこのタイヤで走った結果です。

    但し、大きなデメリットとして「タイヤとしての性能が低い」です。

    走る = 雨の日の信号発進は、停止線のペイントでもホイールスピンします。
    曲がる = 限界速度低い、コーナリング中に不用意にブレーキなど踏もうものなら即座に真直ぐ行きます。
    停まる = 21世紀の乗用車の感覚でブレーキを踏み始めたら、確実に前走車に特攻します。山坂道では減速の際のブレーキングロックにも要注意です。特に雨の日など、面白いぐらいに早めにロックします。

    「危なくてしょうがないじゃないか!」と思われるでしょうが、ゆっくり丁寧に操作、つまり急の付く動作をしなければいいのです。ゆっくり加速し、十分減速してから曲がり、早めの減速で停まれば大丈夫です。

    要は、安全運転をすれば大丈夫なのです。

    恩恵として、燃費が良く、乗り心地も良いのです。

    ちなみに、上手にタイヤをグリップさせるスキルがあれば、このタイヤでも80km/hぐらいでコーナリングすることも可能ですし、緊急ブレーキも「自分の足でアンチロックブレーキ」が出来るなら、むしろタイヤの限界がわかりやすいので、コントロールし易いと云う部分もあります。

    余裕を持った運転を心がけましょう。

    その他の営業車ゆえのメリット
    全体的に云える事ですが、営業車に求められる要件として、
    「メンテナンスが少なくて済む」=「壊れにくい」と云うのがあります。
    日産・セドリック・ブライダルセダン・Bタイプ(QJY31改型 - 2001年)

    タクシーの走行距離は、昔30万キロ、今100万キロと言われています。
    その過酷な走行距離をいかに経済的に走り終えるかが開発要件ですし、実際にその距離でのユーザーテストのノウハウから改良が加えられていますから、信頼性抜群です。

    上記のタイヤの特性に合わせた運転ゆえに、ブレーキパットの消耗も抑えられます。
    わたしの場合、ブレーキをあまり使わない楽な運転を心がけているので、早めのアクセルオフや十分な車間距離を取る事で、7万キロ走った今も、ブレーキパッドは十分に残っています。

    またエンジントラブルやその他のマイナートラブルも、まだ一度もありません。
    50万キロ以上を想定した自動車の7万キロと、10万キロが寿命のように云われる普通乗用車の7万キロとでは、「減り方」も違うのです。

    エアコンも、ガス抜けなどはこの7年間一度もありません。
    おまけに、営業車の要件として「10分以内に冷暖房が効く」と云うのがあるらしく、エアコンは黒いボディの炎天下の中でも、いち早く効き、あっと云う間に寒いぐらいに効きます。

    運転席に着いている「HEAT UP」スイッチのお陰で、冷間エンジン始動から5分以内に暖気が出るようになっています。
    (エンジンが暖まるまで、ラジエータへの冷却水の流入を抑えている模様。入れたままでもオーバーヒートする前には、ちゃんと開くので安心。)

    また、2014年7月時点で、日本の普通乗用車史上最年長のモデル周期を更新しているセドリック営業車(1987年登場・・・初代三菱デボネアの22年を遥かに凌ぐ!)は、外装部品をはじめとする部品供給も早く、営業車に求められる「半日納入」が可能な部品が幾つもあるそうです。
    注)日産自動車は、2014年9月でセドリック営業車の製造を終了し、後継車としてNV200を製造することを発表しました。
    最終的に、Y31系セドリックは、モデルチェンジ約27年6ヶ月と云う、日本のセダン最長不倒記録を樹立して、その生産を終了します。

    一時期、軽自動車に乗換えを検討したこともあるのですが、上記の理由ゆえに、2,000ccの税金(4万弱)を払っても、耐久性、燃料代、消耗代、本体寿命の長さなどから、お財布の点でも軽乗用車がセドリック営業車に勝ることはもありませんでした。

    最後に、例えば実走7万キロの軽自動車を想像してみてください。

    | LPG自動車なのだ! LPG車のメリット | 09:08 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

    COMMENT

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    このコメントは管理者の承認待ちです

    | | 2017/02/24 18:30 | |

    Re: タイトルなし

    勇次様、こんばんは。
    このサイトの管理者です。コメントありがとうございます。

    LPGご購入を検討中と云うことですね。
    こちらで紹介しておりますのは、古い年式のQJY31型なのですが、形こそ似ているものの、新しい年代のは、衝突安全ボディやらが追加されているようです。
    タクシー装備ですが、自動ドアは機械式の方がトラブルが少ないと、買ったお店で聞きました。
    最近の油圧式は劣化すると作動が不確実になったりするそうです。

    走行距離ですが、記事にある通り、わたしの個体は、17万キロのクルマですが、一旦、車内外共にフルオーバーホールを受けておりますので、何の問題もありませんでした。現在24万キロですが、リアブレーキマスター交換とバッテリー交換、あとはそろそろリアのアブソーバーがヘタって来たぐらいです。これは、しっかりパーツ交換してあったからだと思います。
    タクシー上がりそのままの10万キロ越えでしたら、現車をしっかり観られて決められた方が安心な気がします。
    ご参考になりましたら。

    > 中古で、セドリックのLPGの購入を検討しています。
    >
    > 25年式のオートマか、20年式のコラムマニュアルかを検討中です。
    > これらは、メリットデメリットで言うとどうなんでしょ?
    > やはり、年式が新しい方が使い勝手がよろしいのでしょうか?
    > 後は走行距離の問題。
    > 中古車ということもあり、16万キロ、8万キロと言った状態で販売されております。
    > これらも慎重に選びたいと思っているのですが、いかがでしょうか

    | qjy31kai | 2017/02/28 19:18 | URL | ≫ EDIT















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